3他にも、腰痛の原因が、不良姿勢、運動不足、外傷、骨の先天異常等だと言われていましたが、 いくら医学文献を調べて見ても、こうした要因による “痛みの発生のしくみ”は明らかに成っていなかったのです。 これはいったいどういう事なのか、 現代医学が間違っているのか、 それとも自分だけの妄想にすぎないのか? 「そんな事もある」と多くの専門のリハビリテーション医なら言うところ、 元が小児科医だった博士には不思議でたまらなかったそうです。 さらに、疑問に思ったのが、治療の効果が一定せず、 「重症者が早く治ったり、軽症の人が何時までも良くならない」 とまったく予後の検討が付かなかったうえ、 全体の治療成績を見ても、 「時には効果が有るように見える」 程度に過ぎなかったのです。 小児科に居た時は、こんな事は無く、 教科書通りに診療をしていれば確実と行かないまでも、 ある程度の予後は推測できたのです。 その様な疑問を持ち続けながら患者を診ていくうちに、 彼は腰痛患者の痛みは、骨や軟骨から生じているのではなく、 筋肉に原因が有る事に気がついたそうです。 ジャンル別一覧
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